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十和田湖龍女考 第一夜 霊山十和田の龍女

https://kawagoenambusembe.themedia.jp/posts/7234545↑前回十和田湖龍女考 第一夜 霊山十和田の龍女「霊山十和田」を熟読し、浮かびあがる事実と謎を想うに、先ずいつ誰が十和田湖先住の真の守り女神、龍女と出会ったかを語らねばならない。時は平安時代末期。奥州藤原氏の時代。自らをエミシの出、俘囚の末裔と語った初代藤原清衡の頃、中尊寺の創建と共に、天台系熊野修験者達が道の奥、かつてヒダカミ、ヒノモト、又はヌカノブ(糠部・アイヌ語ヌカップに由来)と呼ばれたヤマト最後の調略前線に、入り込みだした。前線は津軽、秋田、下北、南部(青森・岩手)、仙台北部に及ぶ広大な蝦夷地で、未だ大和・平安京の影響の極めて...

2019.12.18 13:53
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女たちがいのちとともに紡ぎまもり続けた「たましいの食べモノ」

811年、みち(奥州街道)を奥へおくへと進んだ大和朝廷は本州最北のエミシ部落「都母・つぼ」(現在の青森県東北町)へ至り停戦。つぼのいしぶみを建立。日本中央(ひのもとまなか)と記し凱旋。ヤマト時代、まつろわぬ民・エミシの住まう東の果てこそ、ヒノモトだった。かつてヒノモトと呼ばれた南部地方。縄文遺跡とアイヌ語由来の地名が多く、縄文文化を担うアイヌとエミシとの深いつながりが偲ばれる。粉食好きで虫歯だらけだった縄文人の粉食に縄文クッキーというせんべい状粉食がある。遺跡から出土する粉食―どんぐり、ナラ、クヌギ、とち、クリ、クルミ―は、保存食として遠く江戸末期・天保時代まで当地の人々の命をつないだ。シトギという当地名物の原型、アイヌ粉食「シト」...

2019.11.03 10:12
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十和田湖龍女考  序

青森県おいらせ町に生まれ、おいらせ川とその源流・十和田湖を格別に自分に親しい景色とし、その自然と神秘を心の養分として育った。だからだろうか、文化人類学を学び現在の十和田湖神話を読んだ際、強烈な違和感と嫌悪感を覚えたのをはっきりと覚えている。山の禁忌を犯した狩人の男が呪いのため、龍となり十和田湖にすみついたが、お坊さんに倒され、そのお坊さんが代わりに龍と成り今も十和田湖を守っているというのだ。優しくも近寄りがたく、神秘的で女性的、という私の心象とも全く異なるし、何より人類学では、水源と川は女神の領域で、その女神は美しい蛇身と相場は決まっている。おっさんの龍な筈がない、と十和田湖を訪れる友人達に愚痴ったものだった。先日、十和田湖マルシェ...

2019.11.03 10:00
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十和田神社

乙女の像の反対側のひっそりとした「十和田神社」正面鳥居から参道は整然とした杉木立で。左手は、巨大な溶岩石の小山。その先に十和田神社への短い階段を経て、小高い丘の上に神社がある。社務所には宮司の奥さんがおり、珍しいお話も聞ける。青龍権現とも呼ばれていた十和田神社。縁起には通常2通りの説がある。一つは大同2年(807年)、征夷大将軍・坂上田村麻呂創建とされる説。東征のおり湖が荒れて渡れず、祠を建てて祈願しイカダを組んで渡ったという。もう一つは、南祖坊(南蔵坊、南草坊ともいう)によるもの。熊野で修行した南祖坊が、鉄の草鞋と錫杖を神から授かり、「百足の草鞋が破れた所に住むべし」と夢のお告げを得て、諸国をめぐり、十和田湖畔で百足の草鞋が尽きた...

2019.10.21 01:11

雄大な十和田湖に育まれて

十和田湖は、約20万年前に始まった火山活動により形成されたカルデラ湖。噴火によってできた陥没に、長い年月をかけて雨水が貯まってできた。御倉半島と中山半島に挟まれた中湖は327mもの水深を示し、日本では第3位の深さ。特に815年の十和田湖大噴火は、平安京開京後すぐの大変事で、朝廷の東征蝦夷討伐、エミシの北海道移住と青苗文化の登場に大きな影響を与えた。写真は明治から昭和にかけ活躍した吉田初三郎氏の「十和田湖鳥瞰図」雄大で厳しい北東北の自然。人々の暮らしを支える主要な河川の中心がまさしく十和田湖と十和田湖山系であることがよくわかる。

2019.10.21 00:56

川越せんべい店オンラインショップ

手捏ね手焼きの昔ながらの製法で大きな窯で1枚づつ心をこめて焼いています。


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Kawagoe Nambu Sembe Store

明治六年創業。日本最古の南部せんべい店です。材料はすべて国産小麦、瀬戸内海塩を使用しています。製法は昔ながらの手ごね、石窯手焼きの手作りの南部せんべいです。ふんわり手ごねした小麦を、日本最大級の石窯で焦げる手前で手焼きする事で、硬さの中に柔らかさのある「しょりしょり」食感と、小麦・胡麻・落花生など材料の香りを最大限に引き出した南部せんべいにこだわっています。

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